Javaアプリ開発のための環境構築 第2回 2.Eclipseのカスタマイズ1 ヒープ領域の拡大


 よろしくお願いします。やぎです。

前回はEclipseを導入したので、今回はEclipseのカスタマイズを行いたいと思います。

手始めにヒープサイズを拡大したいと思います。
ヒープサイズとは、Eclipseに割り当てるメモリ領域のことです。
メモリを多く割り当てるとEclipseを快適に使用できるようになります。

当記事のゴール

  • Eclipseに割り当てるメモリ領域を拡張する


目次
  1. Eclipseに割り当てるメモリ領域の設定
  2. 設定したメモリ領域の確認

1.Eclipseに割り当てるメモリ領域の設定

 Javaの特性上、どうしてもメモリやCPUのリソースを多く使用してしまいます。
そこで、潤沢に積まれているメモリをEclipseに割り当てましょう。
使用しているOSのBit数によって、使用できるメモリ量が変わるので気を付けてください。


1-1.「[作業用ディレクトリ]\pleiades\eclipse」の配下にある、「eclipse.ini」をテキストエディタで開きます。


1-2.最小ヒープサイズの設定を変更します。
「-Xms256m」と記載されている箇所を「-Xms1g」に変更します。
-Xms」が最小ヒープサイズの設定項目となり、1g」は1ギガバイトを表しています。
 ※適切な値は環境によって異なります。


1-3.最大ヒープサイズの設定を変更します。
「-Xmx1024m」と記載されている箇所を「-Xmx4g」に変更します。
-Xmx」が最大ヒープサイズの設定項目となり、「4g」は4ギガバイトを表しています。
 ※適切な値は環境によって異なります。


1-4.これで、ヒープサイズの変更は完了となります。
「[作業用ディレクトリ]\pleiades\eclipse」の配下にある、「eclipse.exe -clean.cmd」を実行してEclipseを起動しましょう。


2.設定したメモリ領域の確認

 設定した内容はEclipse上から確認できます。

2-1.Eclipseのメニューより、「ウィンドウ>設定」を押下します。


2-2.「一般」を押下し、一般メニューが表示されたら、「ヒープ・ステータスを表示」にチェックを入れます。


2-3.画面下部に数値とゴミ箱のアイコンが表示されます。


2-4.数値部分にカーソルを乗せると、設定値がポップアップで表示されます。
中心付近に「最大:4096M」と表示されていた場合、最大ヒープサイズに設定した「4g(=4096M)」と一致しているため正常に設定されていることがわかります。
これで、Eclipseに割り当てるメモリ領域の拡張が完了しました!


それでは。

コメント

人気の投稿